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丁度その頃…ケビンとジャガーは…アジトのシャワー室で汗を流していた。髪にシャンプーを付けてゴシゴシ洗いながらジャガーはケビンに話し掛ける。
ジャガー「なぁ?ケビン…書類みたかよ?」
ケビン「見たぜ!!?」
ジャガー「よく調べられてるよなぁ?」
ケビン「だな!!?まさにニルズ様さまさまって感じだぜ!!!?それより日本にいる木村って男はどんな奴なんだろうな?」
ジャガー「さぁあなぁ!?ただ…俺等にとっては大切な仲間である事だけは間違いねぇ!!?」
ケビン「しっかしニルズさんには感謝だよな?」
ケビン「俺たちがこうやってシャワーを浴びてられるのも全部ニルズさんがナイジェリアで暮らしてた俺らを拾ってくれたおかげだ」
ジャガー「だな?じゃなきなゃ俺たちは今でもあのブスしかいないナイジェリアの奥地で…その辺に落ちてる物を食ったり…木の棒で歯を磨いたりしなきゃいけなかったんだからな?」
ケビン「だな?」そう言うと…ケビンは身体をゴシゴシ洗いながら…ニンマリ笑う!!!?
ちなみにケビンとジャガーは典型的な黒人男性で元々ナイジェリア奥地に住む部族の子供であり…都市部とはかけ離れた暮らしをしていた。電気もなく…TVも車も無い…おおよそ科学とはかけ離れた世界で暮らしてきた2人はとある時…父の母国であるナイジェリアに来ていたニルズと出逢い。そして現在に至る訳である。
ジャガー「なぁケビン稼いだ金を何に使う?」
ケビン「白人を抱きまくるさ…ナイジェリアのブス女や日本の猿女には興味ないぜ」
ジャガー「相変わらずケビンは白人好きだな?」
ケビン「まぁな。日本の猿女から稼いだ金を白人美女ハーレムに使うって訳さ」
ケビン「そういうお前はどうなんだよ?」
ジャガー「俺か?俺はとりあえず実家の家族にいくらか仕送りして余った金で車でも買うさ」
ジャガー「そして…いつか俺等を薄気味悪ぃケダモノの様な目で見てた奴らを見返してやんだ!!?」そう言ったケビンの目は何処か決意に満ち溢れていた。これから…自分たちが勝ち残る為に何をすれば良いか?わかっていたからだ!!!?
マイトを含めた3人はこれから…怒涛の時代に巻き込まれ…日本とアメリカを行き来する生活を送る事になる。彼らが…行き着く先に見える答とは?
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END
日本に行く事になったマイトたちは…高揚感に満ち溢れ全てを予感しているような目をしていた。一方で…メリーランド州ボルチモアを拠点として活動するキング牧師をトップとした全米黒人団体…通称【JB】に所属するマイケル・ゲイ・スピードとその恋人のエリックは動き始めていた。彼らの恋の行方とは?次週「マイケルとエリック」「第11話へ続く」
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