第2章 なぜ、その姿

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「そこにあるモップの紐かなんかで手を縛ろうと思ってたけど、そんなことしたくなくなるような格好だな。」 「そんなモップかなんかで縛らなくても、私こんな格好だから、どうせ自分から出てなんかいかないわよ。」 「そうだな。じゃあ、縛ったりしないから、抵抗なんかはするなよ。  そして、なぜ裸でここにいるのか教えてくれないか?」 女はしばらく沈黙していたが、あまりに場違いな状態だというのは自分でも分かっているので、徐々に話し始めた。
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