第3章 3人目

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その時である。 別の背の高い男がトイレに近づこうとしていた黒木警官に体当たりしてきた。 不意をつかれ、黒木は横に大きく尻餅をついた。 そして、その突き倒した男は犯人と人質のいる女子トイレに入っていった。 黒木は、仲間が増えたのかもしれないと思い、また公園の外まで戻り、公園を回り込んで上司のいるところまで戻り、そのことを報告した。 「灰原さん、すいません。もうひとり味方がいたかもしれません。私を突き倒して、またトイレに入っていきました。」 「突発性の事件だと思っていたが、仲間がいるとなるともっと慎重に対応していかなければならないな。」
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