第3章 3人目

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外では、更に警察官の増員があったようだ。 それどころか、いくつかのテレビ局もやってきている。 あちこちにカメラが回っているのも見えた。 犯人の男が、ポロリと口にした。 「不思議なことに、どうやら俺たち3人ここから、出ることを望んでいない仲間みたいなもんになっちまったようだな。  でも、これだけ警官とテレビに囲まれちゃうと俺が捕まるのも時間の問題かもな。」 「ちょっと、待ってよ、あなたがいなくなったら、テレビカメラが来て、私は真っ裸で、テレビに映ることになっちゃうわよ。」 新参者も口を出した。 「僕だってカメラを調べられたら、この娘をストーカーしてたって、バレちゃう。  警察官を押し倒したのも、バレてるだろし。。。」
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