7人が本棚に入れています
本棚に追加
公園の外側では、警官が3人増えていた。
そして、ひとりの警官がトイレに向かって声をかけた。
「もう、逃げられないぞ。
人質を解放して、速やかに出て来なさい。」
「うるさい、人質の命を粗末にしたいのか?!」
先ほどの黒木が、上司らしき男に提案した。
「私は公園の裏に回って、様子を伺いましょうか?」
上司は、黒木の提案を黙ってうなずいた。
「うむ、でも無理はするな。人質の命が最優先だからな。」
黒木は、黙って頷くと見られないように後ろに下がり、公園の敷居に沿って移動し始めた。
最初のコメントを投稿しよう!