年の差十五の旦那様 裏話

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 こちらの作品を語るにあたって、やっぱり主役二人からお話しした方がいいのかなぁと思います。 ◆シェリル・アシュフィールド(ヒロイン)  本作品のヒロインです。長年虐げられてきたことにより、達観しちゃった系の女の子。この子に関しては実は元になったキャラクターがおりまして、私が高校生の頃に書いていた小説のヒロインちゃんです(笑)  彼女自身は虐げられてきたので、ちょっとネガティブ。でも基本的にはたくましい性格です。虐げられてきた中でも優しさは忘れなかった子です。  シェリルの優しさに関しては、エリカに対しての態度でわかると思います。  私の作品の中では屈指の乙女心を持つ子ですね。恋する女の子って感じで、可愛らしいです。あと、ヘタレなギルバートをぐいぐいと押していく感じ。  実は特殊な力を持っていて……というのはお決まりの展開かなぁと思っております。  努力家で愛らしいので、他者からは割と好かれやすかったり。  元婚約者との仲はあんまりよくなかったんですけれどね。 ―― ◆ギルバート・リスター(ヒーロー)  本作品のヒーロー。私はこっそりと『ヘタレ』とか呼んでいます。それくらいヘタレ。多分私の作品の中でカーティス(年の差七の旦那様)と合わせて二大ヘタレヒーローになると思います。はい。  そんなギルバートは、どんどんシェリル好き好き状態になります。当初の素っ気なさ何処に行ったんや……とか、私は思います。  過去に婚約者(アネット)に裏切られて以来、女性が大嫌い。三十三になっても独身を貫いてきた男性です。ちなみに、母親にはグチグチと結婚を急かされておりました。  シェリルを虐げてきた人間には容赦がなく、エリカにも当初は攻撃的でした。それくらいシェリルが好きっていうことですね。愛が重い。  ギルバートに関しては、「三十代のヒーローがいいなぁ」と思った私の気持ち一つで生まれました。なんと単純。年の差が十五くらいほしいと思いまして、シェリルを十八歳にすると決まったときに彼の年齢が決まりました。なので、シェリルの年齢が違ったら彼の年齢も少し前後したと思います。
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