長女高校進学まで

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こんな光景を目にしていれば、子どもだって夫婦関係が破綻しているのくらい気づいてる。 反抗期を迎えると、私には反抗しないけれど、Mには生意気な口調になるのだって当然で。 Mが酔っている時に子どもたちに話しかけて無視されたことが気に入らなかったのか、とうとう足蹴りをしてきて、そこで私の我慢も限界に近づいてきた。 何日会話をしなかったのか覚えていないけれど、その間初めてMのお世話を全て放棄。 子どもたちとも話をし、社会人になったら離婚しようと思っていること、今は我慢してもらいたいことを伝える。 長女は私立への進学を希望していて、学費のかからない特待生として入れるところを選んだ。 もちろん、自分が一番のMにはそんなことどうでもいいこと。 ただ、入学にあたっては両親揃っての4者面談が必すだったため、しぶしぶ面談についてきてもらう。 そんな様子を見ていた次女は1年の頃からやりたいことを密かに決めていて、公立に行ったものの、希望する大学の推薦枠を持っているところ一択。
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