第4話「ドリューブラウン」

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エリックが血眼になってマイケルを探している頃…当のマイケル本人はドリューを励ます為に行動を共にしていた。久々の再開に気分を良くしたドリューは弟が死んだ事も忘れて会わなくなってから今迄の事を話していた。 ドリュー「それで…マイケル。その時サムはこう言ったんだよ」 ドリュー「ドリューにはわからないだろ??って」 マイケル「サムの奴そんな事言ったのか(笑)?」 ドリュー「言ったさ(笑)それでその時俺たち皆で大笑いしてさ!!」 ドリュー「そう言えばマイケル。知ってるか?」 ドリュー「velónaのマスター変わったんだよ」 マイケル「そうなのか?だがそれを知ったからと言って何だって言うんだ?あそこは俺たちには入れない店だろう?」 ドリュー「んな事ねぇーよ。その逆だ。前のマスターは俺たち黒人を嫌ってたが今度のマスターはちげぇ」 マイケル「そうなのか?」 ドリュー「あぁ何と!!うちの親父がマスターになったんだ!!」 マイケル「ドリューの!!?」 ドリュー「そうさ。何でも少し前にマスターが突然失踪したらしくてな?」 マイケル「失踪??」 ドリュー「そう失踪だ親父の話によると最後の客は2人組の男だったらしいぜ」 ドリュー「噂によると…前にBARに来ていたルチアーノって男の事でゴタゴタがあったらしくてな?」 ドリュー「その責任を取らされたとか何とかって話しさ」 マイケル「ふーん?色々あったんだな?そうだドリュー今晩親父さんの所に飲みに行こう」 ドリュー「親父の所に?けど親父は今日は休みだぜ?ウォルナットの事でいろいろあったからな…」そう言うとドリューは少し顔を曇らせる マイケル「だからこそだ!!ドリュー親父さんからBARの鍵を借りられないのか?」 ドリュー「鍵を??わかった?後で家に帰った時に聞いてみるよ」そう言うとドリューはドリンクを1杯飲み干すと…立ち上がる。 ドリュー「そろそろ行こうか?マイケル」 マイケル「あぁ!!」そう言うと2人は店を出てNYの人集りの中に消えていく。
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