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高所の気圧になれるためにも無理はできない。
言われるがままにのんびりと過ごした。
様々な国と取引があるらしく、モユアンテスの人々の英語は僕たちよりも流暢だった。
気流の乱れさえ戻ればヘリですっと来られるらしいが、一度乱れると元に戻るのに数年はかかるという。
すべての荷物を持って上がるのは不可能で山に登り始める前に預けてきた。
気圧になれている現地の人は苦労なく登れると言うが信じられない。
1週間かけて登ってきたのに、1日たらずで往復できるというのだから、信じろというほうが難しい。
気軽に下の町まで食事に出かけると聞いてますますびっくりしたが、その人たちが小分けにして、荷物を運んできてくれるというのだからありがたかった。
とりあえず到着の報告をしたら、仕事はひと月先からでいいといわれた。
聞くと荷物がそろわないと仕事にならないらしい。
その間も給料も食費も出るというのだからいい会社だ。
晴菜は残念ながらオンラインでの日本の仕事があるので、のんびりばかりはしてられなかった。
体調不良やらなんやらでたくさん有休を使ってしまったから休んでいられないと晴菜は笑った。
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