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大学時代から付き合っている晴菜に、仕事を辞めたと伝えると慌てて飛んできた。
晴菜は話を聞くと私も行きたいと言い出した。
反対されると思っていたから拍子抜けした。
行動に移す前に相談しなかったことには、やはり少し腹を立てているようだ。
だが、僕がそこまでひかれた雨を見てみたい気持ちの方が大きいと晴菜は言ってくれた。
晴菜はオンラインで仕事ができるらしく、旅先でも仕事を続けることにしたようだ。
帰ってきたら一緒に暮らそうということになり、僕の家も晴菜の家も引き払ってばあちゃんの家に住所を移した。
テキパキと準備する晴菜のおかげで思ったよりも早く出発することができそうだ。
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