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【あの人、本社で出世街道まっしぐらで…ただ、あの顔と優しさに勘違いした女に刺されたらしくて…】
「なんだそれ…」
【噂ですけどね、その女に告られた時に『俺はゲイだから』って言ったらしいです】
「ふ、ふぅん…そうか」
【羽水さんと何かあったんですか?いくら美人でも、女好きな比山さんは…それに、そん時の傷跡が一生消えないらしくて、腹んとこ】
「それはしんどいな」
美人…確かに、そこら辺の女よりずっと綺麗な顔をしてた
腹に傷…あの華奢な身体に膨らみもない胸
あの綺麗な顔で、腹に傷
『…っ』
俺は何を想像したんだ
【比山課長?今度は顔真っ赤ですけど?】
『何でもない、もう戻る』
【女に飽きたからって、羽水課長はダメですからね】
『何言ってんだ、仕事降るぞ』
【これ以上は無理ですぅー】
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