夢か現か、正直どっちでも良い出会い。

2/4
前へ
/6ページ
次へ
目が覚めたら知らない天井だった・・・なんて異世界ファンタジーではよくある出オチだと思うが僕の場合は少々勝手が違う。 そもそもの前提として「異世界ファンタジー」というのが現実にあるものとして言わせてもらうけど、僕の場合は夢から入る。 「知らない天井を見ている夢を見ている」から僕は異世界に入るっていうことだ。 つまりどういうことかというと・・・ ある日見た夢に登場した人々が翌日僕の下に現実の存在としてやってくるのだ。 だから僕がいる世界は異世界ではなく現実世界。 ただし、僕が夢で知り合う人の数に応じて異世界区分が広がるシステム。 最初は1部屋程度の広さだったけど、今では一番大きい1県並みの広さが異世界にすり替わっている。 よく分からないが、僕を中心に広がっているその区分けは2分になっていて現実世界と異世界の2つが重なり合っている状態らしい。 僕が見ている異世界は他の人から見たらなんてことない普通の現実世界の光景に映って見えるということ。 ただし、僕を中心とした異世界の民たちはそのまま異世界の存在に見える。 どこかは分からない、どこかの異世界の風景がそっくりそのまま投影されている。幻ではない、建物があれば触れるし、入れる。 モノがあれば触れられるし、食べ物なら食べられる。 そんな不思議なチカラを僕はもっている。 今僕は現実世界では25歳程度だと思うが、異世界の妙な力を以て以来多分外見諸共年取っていない気がする。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加