駄菓子屋によったら…

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駄菓子屋によったら…

 今年で12歳になる穂香(ほのか)は、学校の帰り道、トラックが前から走ってきたので横に避けた。すると小さな駄菓子屋さんがそこにあった。「こんな建物あったけ?」不思議に思った。でもなぜか異様に古く、まちに馴染んでる。数十年前からあったかのように…穂香はちょっとした興味心で駄菓子屋に入った。駄菓子屋の中に入ると視界がぼやけてきた。分かるのは真っ白の空間にいて、体のどこかが痛い。なぜか女性が泣いている声や「聞こえますか?」という声も遠くから聞こえてきた。(なんだろう)と思ったら、左腕の上らへんが急激に痛くなった。針が刺さった!!穂香は目を見開いた。そして瞬きをした次の瞬間、穂香は横たわっていて、隣には穂香の母が遠くを眺めながら椅子に座っていた。母が穂香を見ると、急に目を見開き、その目から大粒の涙が流れた。穂香はわけが分からなかった。
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