第2章 お館様の重責。

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武田信玄「信繁、母上にそのような事を言ってはならないよ…。兄ならば大事ない。それしきの事、そんなに気にならないから…」 西暦1525年に産まれた信繁も 18歳となり武田信玄の隣に立っても見劣りしないくらい凛々しくなっておりました…。 大井紫「兄を誇りに思うのは弟として立派な心構えではありますが…心酔し過ぎては視えるものを見失う場合がありますよ。そこのところ、十分に気をつけなさい…。信繁。」 2人の母親である大井紫は、 お館様と呼ばれ常に崇められている武田信玄の感じる重圧を知りながらも… 大井紫『晴信は…上手く言葉に出来ないけれど危うさも抱えている。あまり苛烈なやり方をし続ければ出る杭として打たれてしまうのではないか?』
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