報告書

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 時野谷の言うとおり、該当のランプは保管されていなかった。  また、男が住んでいた場所は、数年前の台風が原因で既に取り壊されていた。  その卓上ランプの行方は誰も知らない。  だが、ふと思い出させるように怖い話として姿を現してくるのだ。  海のカオリ、魚のカゲ。そして、行方不明者がセットとなって。
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