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嘘の中にある真実
本当は、あんなこと言いたくなかった
けど、いざあなたの顔を見ると
私の中にある
貴方への7年越しの
恨みつらみが
言葉の束になって
私の中にどんどん生まれてくるの?
そしたら、私一人じゃあもう止められない
無理に止めようとすると
自分自身がその言葉に飲み込まれて
決して抜け出すことのできない
奈落の底まで引きずられて
しばらくの間、その闇から抜け出すことができない
それだけ、私の心の中は、昔と違って
純粋ではなくなっている
けど、裏を返せば、この7年間
ずっと消えずに、私という中に、貴方は常に存在していた。
目には見えないけど
私の中にはずっといた。
まるで……
☆
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