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何とか色々用意して、僕もシャワーを浴びた。
ハルさんが僕のベッドで寛いでいる。
その姿を目に焼き付ける。
「あの、僕、床で寝ましょうか?」
「いや、何言ってるの?」
「だってハルさんの隣で眠るなんて、緊張してしまうし
それにベッド狭いから僕と一緒だとハルさんが窮屈になっちゃうし……」
「もうそんな事言ってないで、一緒に寝るよ
こっちおいで」
おずおずと隣に寝転ぶ。
そんな僕を抱き寄せて、ハルさんは目を閉じた。
ちっ近い。
眠れない……なんて思っていたのは最初だけで、ハルさんを感じながら僕はいつの間にか眠りに落ちていた。
それからハルさんは時々家にやってくるようになった。
家ではエッチをする時もあるし、ただご飯を食べるだけの時もあったりする。
思いっきり声出してほしいからとホテルでエッチしたり外にご飯を食べに行くようにもなった。
僕からも連絡してみたいと思いつつ、恐れ多くてまだできていない。
ハルさんはいつ何時もかっこいい。
一緒にいると楽しくて、いつもあっという間に時間が過ぎてしまう。
日課であるハルさんの動画を見て、SNSをチェックする。
衝撃の呟きを発見する。
今好きな子がいて、その子と過ごすのが楽しい。
「……え!?好きな子!?」
そういえば、最近新しい動画アップされてない。
その子の事を考えてアップしなくなっちゃったの?
やめたりしないよね!?
どうしよう、ハルさんを見れなくなったら僕はどうすればいいんだ?
だって他の人を見ても全然ダメだし、ハルさんじゃないとダメなのに……。
ピンポーン
そうだ、今日はハルさんが来るんだった。
ヨロヨロと玄関へ向かった。
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