◆憧れの人と

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 コーヒーを飲み終えて、いよいよホテルに向かうことに……。  全然緊張がとけない。 「ここでいい?」 「どこでも大丈夫です!!」 「ほんとかわいいね、ゆうくん」 「いえ、そんな」  かわいいだなんて滅相もない。  部屋に入るとハルさんが僕を優しく抱きしめてくれた。 「めちゃくちゃ緊張してるね  大丈夫だよ」  頭を撫でられた。  それだけで幸せな気持ちになった。  別々にシャワーを浴びてベッドに座る。 「そうだ、撮ってもいいのかな?  嫌なら撮らないから遠慮なく言ってね」 「大丈夫です  ハルさんのお役に立てるなら何でもします!」 「何でもって」  ハルさんが笑った。 「顔は隠すから安心してね  じゃあちょっとセッティングするね」  そう言ってカメラの用意を始めた。  こうやって撮ってるんだ。  ハルさんのガウン姿尊い。  かっこよくてまた見惚れてしまう。 「後でやっぱり嫌だなって思ったら言ってね  さてと、ゆうくんは初めてなんだよね?  ほんとに初めて?」 「はい、初めてです」 「ふーん  誘われたこととかないの?」 「ないです、全然」  ハルさんが僕の顔をジッと見つめてきた。  顔がよすぎる。  あぁ、直視できない。   「そんな風に見えないね」 「遊んでるふうに見えますか?」 「いや、かわいいからモテそうだなって思って」 「そんな事ないです、全く、全然」 「俺で良かったの?」 「ハルさんしかありえません!!」 「ハハハ、ありえないんだ」  めちゃくちゃ笑ったー!  ハルさんのこんな笑顔、動画じゃ見れない。  ヤバい、まだ何もしてないのにもう満足。 「初めてでも大丈夫ですか?」 「全然大丈夫  動画見てくれてるって書いてあったけど」 「はい、全部見てます!」 「そうなんだ、ありがとう」 「厚かましいかもしれないんですけど、お願いがあって」 「なに?」 「寝バックをされてみたいのと、あとチューしながら手を握って挿れてもらいたいです」  言ってしまった、ずっと憧れていた事。 「いいよ、他にもあったら言って  ふたりで気持ちよくなろうね」  なんて優しいんだろう。  思い切ってハルさんに連絡してよかった。 「ゆうくん、おいで」  とろけるようなキスから始まり、乳首をじっくり愛撫された。  ハルさんのものを舐めたくなってフェラさせてもらった。  喉奥まで咥え込むとそのままガンガン突かれた。  あぁ、もう最高です。  なかなかうまくできなくて落ち込む僕に気持ちよかったよと優しい言葉をかけてくれて泣きそうになった。 「次はゆうくんに気持ちよくなってもらおうかな」    そう言われて、アナルをめちゃくちゃ丁寧に解されて、指だけで何回もいってしまった。  自分でやるのとは全然違う。  想像以上に気持ちよくて溶けてしまいそうだった。  でもまだ終わらない。  足を広げられて孔にハルさんの亀頭がくっついた。  擦り付けられながら、挿れるよ?と言われた。 「ンッ……お願いします」  ズブズブとハルさんのものが入ってきた。 「アァっ……」  ディルドとは違う。  本物だ……。 「チューしよっか」  手を握って、キスをしながら動いてくれた。  気持ちよくて喘ぐのをやめられない。 「ゆうくんってかわいい声出すよね  もっと聞かせて」  その後はいろんな体位で突かれて、念願の寝バックもしてもらえた。 「気持ちいい?」 「アッアッ……気持ちいい」  ガンガン激しく突かれる。  イキ過ぎて怖くなってくる。    「ヤバい、もうヤダ、アァっ――――  アッアッ……イクイクイクっ」 「まだやめてあげられない  もっともっといかせてあげる」 「ほんとに……もうダメ……  ア……ンッ……アァッ……」 「かーわいい  もうちょっと頑張ってね」  激しい律動の後、ようやくハルさんがイッた。  どれだけ挿れられていたのか分からない。  ドライで何度もイッて、潮吹きもして希望も叶えてもらって……フルコースを味わった。  すごすぎて言葉にならない。 「ゆうくんがかわいいから頑張っちゃった  めちゃくちゃ出たね」  ハルさんが僕の頭を優しく撫でてくれた。 「もう、すごかったです  本当にありがとうございました」 「またいつでも連絡して  ゆうくんなら大歓迎」  そんな言葉までもらえるなんて……。  感激してしまう。  軽くシャワーを浴びて、じゃあまたねと言われてハルさんと別れた。
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