小川さくら編

2/2
前へ
/15ページ
次へ
そして次の日、攻略対象達に本当の事を全て話した。攻略対象達には幻滅されたかもだけど、本当の事だから仕方がない。そして、ジルに告白した。結果は、分かってたように、あっさり振られた。でも、なんだかスッキリしていた。そして、妹に対する不信感もいつの間にか亡くなっていた。その後、まつりも同じ事を考えていたらしく、ジルに告白して付き合うことになった。私は素直に祝福することができ、まつりとは親友になっていた。 私は、もう誰とも付き合わないだろうと思ってたけど、結果は違った。攻略対象の中にいたレンが告白してきたのだ。レンいわく、利用されていたのはショックだったけど、好きな気持ちが止まらなかったらしい。そして、私に言われた事を反省し、無駄遣いをするのを辞め、家族に時々感謝の気持ちを伝えているらしい。私とレンは晴れて付き合うことになったのだ。 レンの家族には反対されるだろうと思ったけど、以外にも反対されなかった。どうやら、息子に常識を教えてくれて、正しく意見を述べてもらえる人をレンと婚約させると決めていたらしい。「これで未来の宰相一家も安泰だ〜!」と叫んでいた。 最後に一言。        神様へ。 神様、ありがとうございます。妹だけでなく私まで幸せにしてくれて。これは、たまたま起きてしまった偶然なのかも知れないけど、私は感謝せずにはいられないのです。だって、本当に奇跡のようですもの。神様もどうか幸せせであられるようお祈り申し上げます。              さくらより。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加