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始まったばかりの湿潤療法のおかげで、火傷の凹凸は残らなかったが、白黒まばらの顔は夜の公園で見るとかなり不気味だったに違いない。
呪われているかもしれないと話せば、頭がおかしいと思われるかもしれないので言えない。
道がわからなくなったというだけでも不審がられるかもしれないが、そこはもう仕方がないと割り切った。
案の定、私たちの様子をお巡りさんは不審に思ったようで、いったん警察に連れていかれ薬物の検査をされた。
当然何も出ない。
その後、地図だけ渡されて家に戻されそうになったが、それでは戻れないかもしれないと食い下がり、何とか家まで送ってもらうことに成功した。
ハムスターはいったい何をしたいのだろうか?
私たちを苦しめようとはしてくるが、殺そうとはしてこない。
目的が分からないのが余計に怖いが、お祓いもできないとなるとどうしていいかがわからない。
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