3. 核心

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3. 核心

心配は無用だった... 美佳からは定期的にベルがなり こちらから電話をするという事を繰りかえしていた。 次第に慣れていったが、敬語はそれほど減らず、 美佳がそれに慣れてくれていた。 「ところで、真さんは結婚していたよね? 」 その話題は突然やってきた。 別に避けていたわけでは無く 最初の伝言ダイヤルのメッセージで 「神戸在住 既婚32歳」って履歴書みたいな メッセージを入れいた。  だから、隠していたわけではなく 正直には伝えていた。 既婚をアピールしているわけでは無い、 ましては出会い系を肯定しているわけでもない。 間違いなく浮気だと思っていたが この時は立場もわきまえず 舞い上がっていたので罪悪感がなかった。 いままではでのおしゃべりだからと 友達ですとは言い訳出来ない。 完全なる浮気と言われるだろう。 なぜなら、明らかに女性として 私は美佳に好意を抱いていたからだ。
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