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「仕方ないね、その内慣れてくれるわよね」
「たぶん・・そのうちをまた頂けるのでしたら」
「アハハ!上手ですね、その言い方はいい!」
「たぶん頂けますよ!」
「真さんは真面目だけど、ときどき
変わったことを言いますよね」
「B型なので実際はお調子者ですよ」
「私はAB型・・どうなんだろうBとは相性
いいのかな?」
こんな、たわいもない会話で、はじめての
電話の時間は過ぎていった。
それじゃ、「さようなら」って切った後に
「またベルを鳴らしてねって」
言うのを忘れていた、「しまった!」
けど「頂けますよ」って・・言ってたよな
からかわれたのかな? 次はあるのかな?と
いろいろ考えながら帰っていた…
私はこの時、次に核心に触れる
話題になるとは思ってはいなかった。
今なら、簡単にスマホでおしゃべりできる
けれど、当時はこんな感じで、私は公衆電話、
美佳はお店の電話で不便だったが
便利なものがなかったから、比べる物もなく
不便だとは感じなかった。
楽しく話しができるだけで二人は幸せだった。
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