春に触れる。

ありがとうございました

春に触れる。
完結しました。

本棚登録、スター、そして、1度でもこの物語に触れて下さった方。

全ての人に心から感謝しています。

本棚登録の数が増えていき、ページスタンプを頂く度に、「終わらせたくない」という感情が沸き上がり、もう少し話を伸ばそうかと何度も考えました。

しかし、

やはり最初から考えていた結末で終えることにしました。

それが一番、ありのままの「私」が書いた、素直な文章だったからです。

この世界は本当に残酷です。

残念なことに、平等を叫ぼうと、公平を歌おうと、

多数派と少数派には絶対に分かれてしまいます。

そして、少数派は多数派に比べると窮屈に感じることが多々あるでしょう。

そんな中、多数派に対して、
「偏見を無くせ」
「少数派を尊重しろ」
「みんなのことを考えろ」
「差別をするな」

と訴えかけることはもちろん大切なことです。

しかし、私が本当にしたいことは

孤独を感じ、
この世界に押しつぶされてしまいそうな、

そんなあなたを支えることなんです。

この際、多数派なんてどうでもいいんです。

私は「あなた」の数ある生きる理由の一つになれればそれだけで物語を書けたことを誇りに思います。

新連載が始まりました。
「偽造愛」というものです。

正直に言うと、あの作品は自分でも好きになれません。

多くの人に読んでもらいたい。

そんな思いを自分自身でも感じ取ってしまう作品だからです。

なので、8月15日より
あなたに、あなただけに読んでもらいたい。
そんな小説の連載を始めます。

僕の書きたいことだけを書いた。

そんな物語です。

多くの人に読まれる必要はないんです。

あなたに読んでもらえればそれで満足です。

8月15日

「朝を抱いて夜を泳ぐ」

あなたに読んでもらうために書きます。

よろしくお願いいたします。