エピローグ

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 呪われた石を(うば)い合うのはごめんだけど、永遠のシゴトは手伝うことにした。  あんな呪いを放っておくわけにはいかないし、手伝うくらいはいいかなって思って。  それにお手伝いにかこつけて色んな宝石を見ることができるだろうし。  その本音(ほんね)をこぼしたらリオくんにジトッとした目で見られたけど……なにも言わなかったから文句はないってことだよね。 「要芽ー、おっはよ! どうしたの? こんな所で止まって。早く教室行こう?」  永遠のシゴトのお手伝いのことを考えていたら、後ろから柚乃が声をかけてきた。 「柚乃、おはよー。そうだね、行こっか」 「あっ! 俺も行くよ!」 「僕も途中まで一緒に行こうかな?」  柚乃と教室に行こうと歩き出したら二人もついて来る。  永遠は同じクラスだからいいんだけど、澪音くんまで……。  まあ、階段のところまでは一緒だけどさ。 『まったく! レインちょーし乗りすぎ!』 『そうだね。いざってときには容赦(ようしゃ)なくひっかいてやるといいよ』  頭の中に響く声はなんだかちょっと物騒(ぶっそう)で。 (ほどほどにね)  とだけ伝えておいた。  四人で歩きながら宝石たちの声を聞いて、なんだか色んな意味でにぎやかになったなぁって思う。  にぎやかになった周りを見ながら、私は宝物を見つけた気分で笑顔を浮かべた。 END
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