【3】JKレイナ

3/3
前へ
/44ページ
次へ
「お待たせしました•どう?」 玲奈はくるくると回って見せた チェックプリーツのミニスカが ひらひら舞った。 スタイルもよく おっ!先とは別人じゃねえの  かるくメークもしてるがJKはJK。 ただ、高校生といわなきゃわからねえか? いややっぱ童顔だな マスク外した口から小さな 八重歯がチラチラのぞき、可愛いかった。 女は恐ろしい.... ふーん、そうか そうきたか、まぁいいや 恵介は何か不思議な雰囲気をもつ 玲奈を見て内心、浮ついていた。 「それじゃ行くか!」 「どこにいくかな」 「恵介ちょと寄って欲しいところが  ある」 「どこだよ」 「病院 」「病院?」 「なんだよ病気なのか?」 「違う、見舞い…というか   会いにいくの」 「誰に?」 「友達が入院してるんだけど   今はまだコロナ対策でガラス越しに  見ているだけ」 「意識が戻っていなくて今はICUだからね  そもそも面会できないのよ」 このまま戻らなきゃ悲しすぎる
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加