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「……」
――後は……女の子たちに人気……と。でも。なんか、楽しそう。
そんな楽しそうな光景を見てしまうと……思わず一人教室で過ごしている自分と比べてしまう。
『――大丈夫?』
『悲しい?』
そんな私を心配したのか「小さい声」が聞こえてくる。
「うん、大丈夫だよ?」
私も小さく人に聞こえるか聞こえない声でその「声」に答える。
『本当に?』
「うん」
私に声をかけたのは小さいお人形さんくらい小さな服を着た人……の様な人。
――でも、私とは違って「羽」がある。
例えを上げるなら……私が小さい頃に遊んでいた今の私の手にちょうどすっぽり入っちゃうくらいお人形さんくらい小さい。
『よかった~!』
『何かあったら……ちゃんと言えよ』
一人の子はホッとした様な顔をして、もう一人の子はぶっきらぼうに言いながらプイッと私からそむけた。
「うん、ありがとう」
でも、知っている。コレはきっと「照れ隠し」だって。
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