★初めて

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★初めて

「離っ……せ……」  両手は拘束したまま亮雅と獅子谷をベッドに運んだ。  亮雅が後ろで俺は前、と二人で獅子谷を挟む。  それでもかなり暴れていたが、亮雅が獅子谷の下半身を剥いて後ろを解し始めると、震えながら口で何とか抵抗する程度になった。  声を押し殺して堪える表情(かお)。  漏れる吐息と赤く色付いてきた肌。  あの綺麗な顔が目の前にあって、とろんと恍惚の表情を見せつつ、ハッとまた意識を取り戻そうとするのは堪らない。  パーカーの裾を捲ってみると、ビクッと獅子谷は腰を揺らす。  既に勃ち上がっていて蜜を滲ませている屹立。  男でも思ったより嫌悪感とかはなくて、そのまま更にパーカーを捲り上げると胸の突起もピンと勃ち上がっていた。 「やめ……ろ……っ」  そんな甘さの滲む声で言われて止められるはずはないのに。  獅子谷はさっきから腰も揺れていることに気づいていないのだろうか。 「えっろ……」  亮雅の呟きを聞いて俺もゴクッと喉を鳴らした。  どちらかと言えば大きめの胸を揉むのが好きなのに、こんな膨らみなんて一切ない飾り程度のそれがプクッと勃っているのに愛しさにも似たものを感じてしまう。  亮雅が手錠を引いてグンッと胸が更に突き出された。  吸い寄せられるように顔を寄せてその小さな粒に吸い付く。 「んっ!……ふっ……」  吐息が漏れるのを聞くだけでズクンと下半身に熱が溜まる気がした。
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