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さっき女たちとそれなりにヤったのに……張り詰めてキツくなった下半身を意識して笑ってしまう。
口を離して両方の小さな突起を摘んでみると、獅子谷はビクンと身体を揺らした。
「気持ちいいのかよ?」
ニッと笑うと、獅子谷は唇を噛んでそっぽを向く。
長めの前髪を掴んで顔を寄せると、獅子谷は鋭い目で睨んできた。
その黒い瞳にも強い意志を感じてゾクッとする。
右目の脇にあるホクロもやけに色っぽい。
「圭斗、準備してあったみたいだし後ろだいぶいいけど……どうする?」
「は?」
獅子谷をじっくり観察していた時に亮雅に呼ばれて眉を寄せた。
「お前、いっつも俺の後に突っ込むの嫌がんじゃん」
だが、亮雅はトーンを変えずまだグチグチと後ろに挿れた指を動かす。
「あー……」
間延びした声を出しつつ、俺はスラックスの前を寛げた。
昂りを取り出すと、目で追っていたらしい獅子谷がピクリと反応したのを見て笑えるのを堪える。
「挿れてい?」
「いい訳ないだろっ!」
聞いてみると、噛みつくような勢いで怒鳴ってきた。
「でも、俺ら客だけど?」
「っなモン!関係ない!生徒だろーが!お前らは!!」
「ふーん……じゃあ、そんな生徒たちにグッチャグチャにされて啼かされてろよ」
獅子谷の足を引いて尻をつかせると、亮雅も慣れたように手錠を後ろに引いて頭と手の間にクッションを差し込む。
「フザケんなっ!!」
怒鳴るそれとテラテラと光る淫靡な下半身のギャップに口の端を引き上げた。
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