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始めてのホテル
乙哉は男性が好きだと認識してからも、いまだ男との行為に至ったことは無く、キスもさっきが初めてだった。
光輔のキスは思っていたキスとは違っていた、キスはもっと激しくて貪るように噛みつくようにするものだと思っていた。
その知識がどこから来るのかと聞かれれば、拙いネットの情報と想像だけだったが………
ベッドへ運んだ乙哉に光輔は覆いかぶさるようにしてキスをする、唇を合わせそっと舌を出し、乙哉の唇の隙間に差し込む、乙哉がその舌を自分の舌で迎えるように突いた。
そのまま口の中へ舌を入れ、乙哉の舌と絡める唇を押し付けるようにすると、しばらくたって乙哉が苦し気に顔を横に向けた。
「キスは嫌か?」
「だって息ができない」
「乙哉!鼻から息を吐け………」
そう言うともう一度キスを始める、唇を咥え甘噛みをし、舌を侵入させる。
光輔の舌に乙哉の舌が絡みつく………乙哉が光輔の舌先を吸って放さない、光輔の口から唾液が流れ出し、乙哉の顔にしたたり落ちた。
無理やり舌を抜き、乙哉の顔に落ちた唾液を舐めとる………顎から首へそして耳を舐めると乙哉の身体が跳ねた。
「こうすけ………ぞわぞわする」
「耳が好きか?そのうち気持ちよくなる」
そう言うとまた耳に舌を入れてくる、全身に鳥肌が立つ。
乙哉が両手を光輔の背に回し、必死でしがみついた。
耳から徐々に顔を下へずらし乳首を口に含む、軽く歯を立てた瞬間また乙哉の身体が跳ね上がり、小さく呻きを上げた。
舌で舐めながら反対側を指でつまむ、乙哉の身体は面白いように反応する。
「乙哉は敏感だな………もっとしてほしいか?」
「もっとして………いい」
「そうか刺激的なのが好きなのか」
そう言うといきなり乳首を強く吸った、反対側は指先で摘まんでひねり上げる。
「ウッ………いたい………こうすけ………こうすけ………」
「どうしたいんだ、言ってみろ」
「………こうすけ」
乳首を摘まんだまま顔を下へずらし、勃ちあがった乙哉の性器を口に含んだ。
先端を口に含み舐めまわす………乙哉が驚いて体を起こした。
「こうすけ………いやだ、やめろ」
それでも問答無用でそのまま深くくわえ込む、乙哉はそのまま後ろへ倒れ腰を揺らした。
全部を口に含み吸い上げながら上下に扱くと、乙哉の性器が大きく膨れ上がり、先端から白い精液が噴出した。
「こうすけ………こうすけ………いやだ、いやだ………やめて」
乙哉の悲鳴が響き渡る………それでも光輔の愛撫は続き、二つの果実を揉みしだき、尻のはざまの小さな孔を撫でまわす。
ローションを手に取り、周辺を撫でまわしそのまま指を入れた、乙哉が喉の奥から声を出す。
指を増やしさらに奥まで進める、内側を撫でながら掻きまわす、指がある場所に当たった瞬間、乙哉の身体から力が抜けた………
「あっ………あ………あ………」
達したはずの乙哉の性器がまた大きくなる、性器を掴んで扱いてやると乙哉の身体に力が入り、咥えた指を絞った。
「乙哉!力抜けって………」
それでも咥えた指を放さない、尻をそっと撫でてやるとやっと全身の力が抜けた。
指を抜いて光輔が自身のペニスを突き入れる、乙哉の身体に力が入る。
また尻を撫でると、力が抜けた………その瞬間を逃さず腰を押し付け奥へと突き刺した。
抽挿を繰り返し、何度も腰を振る………好きな人との初めてのsexに光輔は夢中になった、顔を上げ乙哉の腰を掴んで叩きつけるように何度も打ち付けた。
気持ちがよすぎて何も考えられない、乙哉の事も乙哉が達ったかどうかも考えられなくなった。
何度目かの抽挿で乙哉の奥に熱い精液を放った。
乙哉はぐったりと意識を手放し目を閉じた・・・・・
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