光輔のばか

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光輔のばか

光輔にとって始めての恋人とのsexは我を忘れるほど気持ちよく、夢中になって腰を振った。 乙哉がいつ気を失っていたのも気付かず、挙句に終わった後は乙哉に背を向けて眠ってしまった。 目を覚ました乙哉は痛む腰を摩りながら、光輔をベッドから蹴落とした。 ベッドから落ち、驚いて目を覚ます光輔……… 起き上がってベッドを見ると、怒った顔の乙哉が睨みつけていた。 「光輔って、あんなセックスする人なんだ」 「違うって、俺だってあんなになったのは始めてなんだ」 「もっと優しく抱くのかと思ったのに………自分勝手で………」 「乙哉!ごめん!自分でもどうかしてた………ほんとあんなになったのは始めてだったんだ。それほど気持ちよくて………だからもう一回リベンジさせてくれ」 「嫌だ!もう光輔とは絶対しない………」 「気持ちよくなかったか?天国は見たか?」 「天国なんて行ってないし………良かったけど………でも………もっと違うもの想像してた」 「違うものって、どんな?」 「終わったら腕枕して寝るとか………抱きしめて寝るとか………それなのに背中向けて寝てるし………最低」 「だからさ………腕枕もするし、朝まで抱き締めるからもう一回させて。   ………お・と・や…………俺の事好きだろ」 「………嫌い………」 「乙哉!ベッドに上がっていい?」 「ダメ!」 「乙哉!風呂入ろうか?一緒に」 「そういえば風呂入ってなかった」 そういうと乙哉は起き上がった………足をベッドから降ろそうとしたとき腰に鈍い痛みが走った。 「うッ………痛い」 「乙哉!大丈夫か?」 「誰のせいだ」 「俺が連れてってやる」 光輔は乙哉を抱き上げ、そのままバスルームへ向かう、足でドアを開け浴室の椅子に乙哉を下ろした。 シャワーを持って湯を出すと、乙哉の身体に掛けた。 シャンプーで髪を洗い、ソープの泡で乙哉の全身を撫でまわす。 乙哉が両手を光輔の首に廻した………そのまま立ち上がって両手で乙哉の背中と尻を撫でまわすように洗う。 乙哉の下半身は光輔に密着したまま勃ちあがる、光輔の腹に押し付け身体をゆする。 「こうすけ………」 「いけ、乙哉!気持ちいいか?」 「うん」 乙哉が光輔の腹に白い精液を飛ばした、光輔もまた自身のペニスを乙哉の腹にこすりつけて達した。 シャワーを頭から浴びて、残滓を流す。 乙哉を抱き上げ浴室を出ると、乙哉がタオルを掴んだ。 抱かれたまま光輔の身体を拭いて、拭いたタオルで自分の身体を覆った。 「こうすけ………愛してる」 「俺も………愛してる」 「もう一回するか?」 「しない」 「朝食は部屋で食べような」 「うん」 ルームサービスで朝食を取り、乙哉はベッドで食事をした。
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