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溺れる
欲しかった刺激にありつけた身体が歓喜に震え快感に酔いしれた。
肉壁とペニスがしっくり馴染み吸い付いて離れない。
熱い飛沫が、身体の奥に撒き散らされる感触、下から突き上げられ一度達した体は僅かな刺激で電流が走ったように感じた。
滑らかな乙哉の肌を指でなぞり口づける。
何度も啼いて許してと懇願する、それでも貪られいつの間にか乙哉の意識は途切れた。
春とは言え山の気温は低く、時折寒そうに乙哉が肩をすくめた、光輔は乙哉を抱いて温めてやる。
そうしてやると乙哉の表情が柔らかく解け、安心したように身体を預けてくる。
愛おしくて堪らない、寝息を立てる乙哉の唇にそっと口づける。
ふっと乙哉の口から息が漏れた・・・・・
「こうすけ・・・・・」
好きで堪らない感情が溢れ出す。
どんな夢を見ているのやら・・・・・乙哉の顔を見つめた。
乙哉がゆっくりと目を開け、不安そうに光輔を見る。
「夢じゃなかった・・・・・」
昼間っから堪能した光輔とのSEXを鮮明に思い出し、思わず視線を外す。
「光輔、いつまで居る?」
「そうだな・・・・・2日かな」
「そう・・・・・」
「乙哉は後どれくらい?」
「2週間」
「長いな」
「・・・・・うん」
光輔がまた乙哉を抱きしめた。
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