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燃え狂う
乙哉を肩に担ぎ階段を登る、ドアを開け乙哉を放り出すようにベッドへ投げた。
キングサイズのベッドが弾み、乙哉の身体が跳ねた。
乙哉の上にダイブして覆い被さる光輔!
「さんざん、俺を弄びやがって」
「光輔だって喜んでたけど・・・・・」
「許さん」
「光輔、落ち着け」
「黙れ!覚悟は出来てるんだろうな」
光輔は乙哉の服を全て脱がす、全裸になった乙哉の両手を頭上で掴み、両脚を開いてその間に座った。
乙哉の股間は既に天を仰ぎ、先端からはテラテラと蜜が流れ出す。
光輔が舌先で突くと乙哉が腰を上げでもどかしげに動く。
ペニスは腰に合わせるように、刺激を求めて左右に揺れ動いた。
両手を頭上で拘束し、片方の手は胸の尖を刺激した、性器を口に含み舌を使って追い上げる。
全身を使って乙哉を追い込み、両手と口を使って刺激し続ける。
「こうすけ・・・・・やめろ」
「達くか?」
「いやだ・・・・・入れろ」
拘束した手を放し、乙哉を起こす。
両脇に手を添えて光輔を跨ぐように両脚を開いて向き合う。
乙哉の後孔に自身の楔を突き立てた、乙哉の体を沈めるように落とす。
乙哉の体重でゆっくりと奥を目指して入り込む、光輔の物が乙哉の内臓を掻き回すように、動いた。
全身に力が入り光輔を締め付ける。
「乙哉・・・・・」
光輔が慌てて乙哉の身体を持ち上げる、大きく息を吐き再度乙哉を落とす。
乙哉が口の端から唾液を垂らし、大きく息を吐いた・・・・・
「アァ・・・・・こうすけ」
「乙哉、動け」
乙哉が光輔の肩に両手を置いて腰を振る。
最奥を突き、内側を擦り上げ刺激を求めて腰を振る。
身体を上げ、先端まで引き出すと一気に身体を落とす。
強い刺激で何度も腹に白濁を撒き散らし、光輔を締め上げた。
光輔の楔が大きく膨らみブルリと震えた瞬間腹の奥に熱い熱が迸った。
光輔が強く乙哉を抱きしめた。
泣きたくなるほど切なく、乙哉への気持ちが膨れ上がった。
好きで好きで堪らない熱情が溢れ、乙哉を失う恐怖に震える。
渾身の力を込めて抱きしめ、狂おしいほどの熱情を刻み込む。
「乙哉・・・・・どこにも行くな、ずっと一緒に居ろ」
「乙哉、愛してる」
「乙哉、乙哉」
何度も呟く光輔、乙哉は目を閉じ遠ざかる意識の中で光輔の言葉を聞いた。
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