台風コンビニ口裂け女

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台風コンビニ口裂け女

 台風だ。  コンビニに入る。ありがたいイートインがある。 「大変ですね」  会計の時に店員が言った。  イートインの椅子に座る。 「酷い天気ね」  隣の女性が話しかけてくる。きれいな人だ。 「こんな天気の時は出歩いちゃだめよ」  そう言うと女性の口が裂ける。  私はコンビニから逃げ出した。  酷い雨のなか私は考えた。  口裂けてたけど綺麗だったな。  話しかけてきたよね?  おっぱい大きかった。  よし告白しよう。  戻ったがコンビニはなかった。  私は台風の時にコンビニを探すようになった。  そして、あのコンビニを見つけた。  私は口裂け女に向かっていく。  お友達からお願いしますと伝える。 「こわ!マジキモ」  口裂け女が驚く。 「もしかして口裂け女ならいけるとか思った?その発想がきもいわ」  きもいきもいきもいきもい。  ひどい言葉が私を襲う。  気がつくとコンビニが消えていた。  私は酷い雨の中公園にいた。  きもいきもいきもいきもいきもいきもいきもい  言葉はしばらく続いた。  きもいきもいきもいきもいきもいきもい 「絶対諦めないよ」  私は叫んだ。 「こわ」  口裂け女がいた。  私は全力で逃げる口裂け女を追いかけたのだった。  
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