第1話 恋せよ乙女

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~ 回想 ~ 新宿で買い物、荷物持つM男こと桜木 明 黒髪ショートヘア、黒いコートの下は 赤い紐で緊縛され白いシャツ、グリーンの冬物カーディガン、黒いジーパンに黒いスニーカー、茶色いショルダーバッグ いつも笑顔でレディーファースト、よく気が付く優しい性格の明 「リップ買いますか?」 化粧品売場でリップを見ていた胡蝶に声をかける明 「赤も似合うけどピンク可愛いですよ!」 にっこり笑顔の明 「いや、さすがにピンクはちょっとイメージに合わないって」 今日は赤いリップ、茶色いコートに下は白いカーディガン、襟シャツ、黒いジーパンに赤いスニーカー、赤いボストンバッグの胡蝶 「プレゼントしますよ」 さっきいろいろ買ったのにまだ買ってくれるらしい。 回想終わり バー『セクレト』店内 「それでリップ買ったの?」 恋華が聞くと頷く胡蝶 「次のデートにピンクのリップ付けたら?」 颯美が提案する その時、胡蝶のスマホが鳴る 「桜木からだ……」 LINEメッセージだった 「見せて?」 胡蝶のスマホを覗き込む恋華と颯美 『明日の日曜は何処に行きますか?予定なければプレイしてください』 「昼間はランチと買い物で夜はラブホでプレイして、お金もらってる」 「うーん、貢ぎたいだけの客?」 考え込む恋華 「でも、毎週って恋愛対象として見てるよね?気を引くために貢いでるにしても、よくお金あるよね?」 不思議がる颯美(そうび) 「IT会社の社員みたいよ、だから給料良いみたい」 返事を考える胡蝶 アイスウーロン茶を飲み干す颯美 「胡蝶さんはM男のこと、どう思ってるの?」 「……一緒に居て落ち着く……」 少し小さめの声で答える胡蝶 「意識はしてるのね?」 恋華がニヤニヤと胡蝶を見る 颯美もニヤニヤ 「客よ、客!奴隷なのよ、M男よ!」 顔赤くして否定する胡蝶、バレバレである。 「明日、会うの?」 恋華が聞く 「ピンクのリップ付けてね!」 ニヤニヤ笑う颯美 その時、LINEの通話が鳴った明だ! 『すみません、今、お電話大丈夫ですか? 声が聞きたくて、明日は……』 バーのドアへと移動して外へ出る胡蝶 「大丈夫だけど、あんたも暇人よね。毎週、毎週…………か、彼女いないの?」 『はい。彼女はいません。あの迷惑でしたか?胡蝶様も予定ありますよね?明日は……』 明が話してる途中で胡蝶が 「買い物、付き合って」 『はい、プレゼントしますよ』 「うん」 片思いか?勘違いか?それとも両思い? どっちにしても明日は会うことになった2人
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