巫女の姉が逃げたので、代わりに雨を降らしに行ってきます

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   村に戻ると、義父と母、そして、長老が森の手前でウロウロしていた。  なんだかんだで心配してくれていたようだ。  ヒナは途中、一応、木桶に汲んでいた水をまく。  突然、雨粒のようなものが降ってきたので、みなは驚き空を見上げた。 「お義父様ー。  お母様ー。  ちょーろー」  ヒナッ、と龍神にまたがって空を飛ぶヒナに、三人はまた驚く。
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