1人が本棚に入れています
本棚に追加
「J、残念ですがあれは只の石ですよ」
「・・・・・・」
Jは呆然と立ち尽くした。
次の瞬間、Jは卵に取りつき卵を拳で叩いた。
「畜生畜生!あんたらが余計な事をしなければっ
この卵は水竜の卵は孵ったんだ」
私はJをなだめるように
「すまない。だがあの時はああするしかなかったのですよ。
命を粗末にしてはなりません」
Jは私の言葉を聞いていなかった。
おいおい泣きながら只の石を叩き続けた。
「J、もう止めなさい。手がダメになり・・・」
最初のコメントを投稿しよう!