ラスト水竜乗り

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「J、残念ですがあれは只の石ですよ」 「・・・・・・」 Jは呆然と立ち尽くした。 次の瞬間、Jは卵に取りつき卵を拳で叩いた。 「畜生畜生!あんたらが余計な事をしなければっ この卵は水竜の卵は孵ったんだ」 私はJをなだめるように 「すまない。だがあの時はああするしかなかったのですよ。 命を粗末にしてはなりません」 Jは私の言葉を聞いていなかった。 おいおい泣きながら只の石を叩き続けた。 「J、もう止めなさい。手がダメになり・・・」
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