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・・・私はディー=ハットマン。
東部の名のある大学を出てこの地に水脈の調査をする為に派遣された。
この乾燥地帯は確かにカラッカラに乾いている。
だがこの地帯の端に位置する町の地元の人間の話では、雨もろくに降らないのに
巨樹が点々と存在するという。
ということは地下水脈があるのではないか。
私は地元の人間が作成したその地図を頼りに
巨樹を探しにこの乾燥地帯に案内人と馬に乗って共に入ったわけだ。
その途中、私はJ(ジェイ)と名乗る初老の男に出会って話しかけられた。
彼は独特の節回しで話していた。
彼は大岩の窪みに陽射しを避けるように大きな石に寄りかかっていた・・・。
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