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年末年始
明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
年末年始は治療がお休みです。つかの間の休息、母も体が楽なようで、見舞いに行くと車いすではなく、杖を突きつつですが歩いて談話室までやってきました。
体が辛いと別れも辛く感じるようで、帰ろうとすると涙ぐむ姿に後ろ髪を引かれる思いでしたが、年末年始は体も楽、私が毎日来るという安心感からか、帰り際も「また明日ね~」と軽やかに手を振ってくれました。
病院は海辺の高台にあるので、お部屋から日の出を見られたと喜んでいました。
「真っ暗な空がね、段々と明るくなって、水平線から太陽がパーッと昇ってってきて、水面がサーっと明るくなってね」
と、控え目ながら手振りも添えて説明してくれました。
瀬戸内海を染める朝日はそれはそれは美しかったそうです。
治療もあと半月となりました。
最後になりましたが、年始より各地大変な思いをされている方々に心よりお見舞い申し上げます。
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