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「この際、結婚させたら問題は解決すると思います。
福岡歌劇団は恋愛は禁止であっても結婚したら駄目って、規則は無いでしょ。
香輝若菜に関しては、自称政治家タマゴちゃんと結婚させましょう。
聖香茜は、元々、付き合いなんて私は認めてませんし、世間にも知られてないから、南スーザンに行かせなかったら、二人は直ぐに消滅しますよ。
だって上半身裸で、手には槍を持ってる本物の部族ですよ。
見たらビックリしますって!」
そして翌日、ある人物から若菜に話が来た。
国民平和党の黒田潤吉総理大臣からの直接の電話だった。
「若菜さん、初めまして。
私、国民平和党の黒田康次と申します。」
「えっ……総理大臣?」
「はい。
香輝若菜さんの活躍は政党内でも話題になっています。
実は香輝若菜さんに、お願いがあって電話をした次第です。
次の参議院選挙、私達の国民平和党から比例区で立候補して貰いたくて……
今、仕事も大変忙しいと思いますが是非、貴方の力が必要なんです。
実は聖香茜さんには、大変いい話を昨夜、頂けました。
彼女の方から香輝若菜さんには、内緒って事でしたが……」
「もし、私が議員になったら、今の仕事は……」
「そ、その際は議員の方を優先して貰いまして、今の歌劇団の方は、一旦休止となりますが、噂では一年間公演禁止と聞きましたが……」
「茜は引き受けたんですか……?」
「まだ、正式では有りませんが……」
「香輝若菜さんも、いいお返事を期待しています。」
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