10人が本棚に入れています
本棚に追加
景斗くんが演じる青年は、忘れられない大切な人と離れ離れになってる辛さを抱えて日常を送る中、彼に恋するある大学生の女の子に積極的にアプローチされるようになる。だが彼は、自分の気持ちが揺れるのを恐れるかのように、冷たく、酷い言葉でその子を突き離し続ける。
『どうしてあたしじゃダメなのかもわからない、そんなので納得できるわけないのに』
それでも、池端さん演じる彼女は、気になり好きになった彼と、姿形もわからないライバルのことを知ろうと必死になり、はぐらかされてばかりいる寂しさや悔しさから傷をえぐる喧嘩を起こしてしまう。
お互いに譲れない「好き」という気持ちがあってこその衝突は見てると胸が痛くなる。
どうして教えてくれないの。ダメだと決めつける理由は何なの。
四年前に出会った時も、このつきあいを始めた時も、口説いてきたのはあなたのほうなのに。
拒絶ばかりの青年を演じるのが景斗くんというのも嫌な偶然。年は離れてるけどよく似てる彼に、どうしてもその兄の姿を重ねてしまう。
結局、劇中の二人はぎこちなくすれ違ったまま離れ、彼は連絡先も残さず去っていく。
最初のコメントを投稿しよう!