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ドリューとマイケルが超えてはならない一線を踏み越えていた頃…何処を探しても見付からないマイケルに苛立ちを感じたエリックは酒に溺れていた。
エリック「くそっ!!?マイケルの奴何処に行ったんだぁ」そう言うとエリックは酒を一気飲みする。
??「お兄さん荒れてるね?」男はエリックにそう声をかけるとニンマリ笑う。時刻は夜の0時を回っていた。慌ただしいフロア内に…男の薄ら笑いは掻き消されて行った。そんなジェームズにエリックは「るっせえなぁ…?何なんだよ?お前?」と問い返し怪訝な顔をする。
??「おっと…これは申し遅れた。私はジェームズ…ジェームズダイソンと言うものだ」
ジェームズ「君に折り入って話しがある」そう言うとジェームズはエリックに耳打ちをすると1枚のメモ用紙を渡してその場を立ち去って行った。
それから数時間後…そのことをすっかり忘れていたエリックはトイレの中にいた。時刻は夜中の2時を回りすっかり酒も回った彼は完全に泥水していた。エリックの頭の中には…マイケルに対する想いしかない。トイレで用を足すと…ポツリと「マイケル何処に行ったんだ」と呟いてトイレから出ていった。
手を拭く時にポケットからハンカチを取り出そうとして昼間拾ったメモ用紙をトイレの前に落としたが…彼は気付かなかった。
数分後…フロア内に戻ったエリックは再び酒を飲み始めた。マイケルが居ない不安からか…酒を飲む手が止まらない。そしてエリックは「ケビン次だ。もう一杯」だと言ってケビンの前にグラスを置いた。そんな彼を見兼ねたケビンは話し掛ける。
ケビン「もう辞めとけエリック」
エリック「いーや辞めないね?」
ケビン「はぁ?たくっこれで最後だぞ」そう言うとケビンはグラスに酒を注ぎエリックの前に置いて呆れた顔をする。そして彼に「どうした?今日のお前?」と問い掛けると…目を細めた。
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