第5話「葛藤」

7/12
前へ
/12ページ
次へ
少し前の事である…私立探偵「トワ・レイヴン」の部下である…オルフェこと…オルフェ・ザックリードはとある殺人鬼を追っていた。 男の名はマイク・スミ・ルーム。プロの殺し屋でレナードクルーのメンバーの1人である。元々はダグと呼ばれる別の黒人男性を追っていたオルフェだが背格好が同じ2人の見分けがつかずに途中でマイクとダグを間違えて尾行し始めたのである。 マイク「(何だ?あの車は?つけられてる?)」 マイク「くそつ」ドンっマイクは助手席のシートを右腕で叩くとスピードを上げた。 その様子を見ていたオルフェは呟く。 オルフェ「気付かれたか?」 シオン「何処に行くつもり何でしょうね?」 オルフェ「さぁな‥」そう呟くとオルフェは窓を開けてヴォルフに数時間後に合流しようと手で合図を送る。それを見たヴォルフは了解したと一言呟きマイクを続けて尾行する。 シオン「離れちゃうんですか?」 オルフェ「なぁーにあの野郎の先回りをするだけさ」そう言うとオルフェは一気にスピードを上げて右側の道へと曲がっていった。 オルフェが曲がった事に安心したマイクは車の速度を緩める。 マイク「考え過ぎか…?」 数時間後…オルフェの尾行を撒いたと思いすっかり安心しきっていたマイクは思わぬ渋滞に巻き込まれた。 マイク「おい!!そこの警備員まだなのか?何なんだこの渋滞は?」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

54人が本棚に入れています
本棚に追加