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ハロウィン月は秘密基地で衣替えをする
10月「神無月」。
家の中にハロウィンカボチャオーナメントやオブジェを飾る。
と同時に果物やお菓子をコンポートに盛り付けるのもこの月ならでは。
八百万の神々が、出雲へ集まり、他地域は神々が留守になる「10月」。
出雲の地で神事、人の諸般事を神議りにかけて決めるのだとか。
出雲には今年は行かないし、農家ではないので収穫物を捧げることもないのだけれど、
月が綺麗な夜が長くなり始めると、バルコニーのソーラーランプを増やして、おもちゃカボチャを飾り、夜の洗濯干しを癒しの時間に変えたりするのだ。
ここに仮装やコスプレを楽しむ、秋の風物詩ハロウィンと神在月の融合が、我家のバルコニーで行われる次第。
ハロウィンはキリスト教におけるすべての聖人を記念する日前夜を意味するとかで、
古代ケルトでは1年の終わりの10月31日に収穫物を集めて祭をする。
それは夏の終わりと冬の到来を告げる祭りとなるらしい。
それはまるでお盆と同じで、10月31日はあの世の扉が開いて、先祖の霊が現世へ戻って来るというのだ。
これが先祖だけでなく、悪霊や悪精霊も一緒に現世に来てしまい、子どもを攫ったり人の魂を取ったりするから、人々は、仮面や、魔除け火を焚いて、悪霊や精霊を追い払う。
だからハロウィンに仮装するのは災いから身を守るためのコスプレだという。
さすがに若い時とは違い、コスプレをすることはないけれど、この時期はぐっと気温が下がるから、衣替えをする時に相まって、秋冬のモードを意識したりするわけで。
借りている4畳のトランクルームに再々足を運んでは、今年の服装を考えるのも、ならではの楽しみだ。
4畳あると、棚やラックを入れているからウォークインクローゼットやショップさながらの様相。
最近は自作アートの仮置き場になっているから、もう少し模様替えをしてもいい。
ともあれ使わないけれど、置いてるハロウィンのコスプレアイテムをトランクルームに出してみた。
トランクルームの存在は家事をする上で今はなくてはない存在だ。
人は秘密の基地を大人になっても心に持ちたいらしい。
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