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「去年くらいから、ハロウィンの日には仮装して講義受ける学生もいるんだ。さすがうちの大学は自由だよ。
実験の邪魔にならなきゃ、おれだってとめたりしない。
それに今年は、学内でもハロウィン・パーティーがあるんだ」
悠のマンションから大学までは、徒歩で五分ほどだ。ジャスティにも歩いていける。
キャンパスを横切っていけば、ちょうどいい時間になりそうだ。
「楽しみだな。おれのメイクで、おまえが哲哉って気づくやつがいるかな」
うぷぷ、と悠はいたずらを仕掛けた子供のように笑った。
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