2 雑草がぼうぼうの家へようこそ!

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「今、縁側の庭にたくさんの猫ちゃんや生き物がいるわよ」とおばあちゃんは言ったのだ。 「えっ! 猫ちゃんがたくさんいるんですか?」  わたしは『猫』と言われ目をキラキラと輝かせてしまった。猫好きの血が騒ぐよ。 「そうよ」うふふとおばあちゃんは笑いながら「どうぞ~」と両手を大きく広げた。  わたしは、「お邪魔します」と挨拶をして雑草がぼうぼうに生えているおばあちゃんの家にお邪魔した。  それにしてもおばあちゃんの家は雑草がぼうぼうに生えているなと思った。緑豊かということにしておこう。  わたしは今に縁側に座り猫とぼうぼうに生えた雑草を眺めながらおばあちゃんが切ってくれたスイカにかぶりついている。 「うん、冷たくて甘くて美味しいよ~」  わたしは満面の笑みを浮かべた。口の中に幸せが広がる。 「うふふ、スイカ美味しいでしょう」  おばあちゃんはわたしの隣に腰をかけながら言った。 「はい、わたしスイカ大好きです」   おばあちゃんはわたしの隣に腰をかけながら言った。履いてる牛柄のサンダルにちょっと笑っちゃう。 「夏だ~って感じがします。早く夏休みがこないかな~」  わたしは梅雨の合間の青い空を眺めながら言った。 「夏休みね。おばあちゃんも楽しみだったわ」  おばあちゃんはそう言いながら大きな口を開けてスイカにかぶりついた。  おばあちゃんにも少女時代があったんだなと当たり前のことを思った。  
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