忘年会

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そして数日後。 何かアクションを起こさなければと奮起し、 フットサル仲間の優太さんへLINEを送信した。 「優太さん、お久しぶりです。 久しぶりの連絡で言うのもなんですけど、 誰か紹介してもらえる人いませんか?」 メッセージを送信した後に、久しぶりの連絡で いきなり紹介して下さいは失礼だったなぁ〜と 反省したのも束の間、優太さんから返信がきた。 「亜美、久しぶり!紹介できる人が居たら 紹介してあげたいんだけど今は居ないよ…。 でも、飲み会開いてくれる人なら居るかも! ちょっと聞いてみるね!」 「優太さん、ありがとうございます!」 その後も優太さんとのやり取りが続く。 「てか、亜美ならすぐ見つかりそうなのに そんなに出会いないの?」 「お店に来るお客様は女性だし、 男性はカップルかプレゼントを買いに来た人で 出会いは全くないです〜」 「そうなんだ。どんな人がいいとかある? まぁ希望に添えるかはわからないけど」 「見た目は普通で良いから、性格が良い人なら!どちらかと言うと年上がいいです!」 「見た目は普通か。笑 わかった!探してみるね、またLINEする!」 数日後、優太さんから連絡がきた。 「会社の同期で、こいつは既婚だけど 友達も多いし、飲み会開いてくれるって。 連絡先送るからこいつと連絡取ってみて」 「優太さん、本当にありがとうございます!」 最近何もなかった私だったけど、 忘年会をきっかけに私も何かしなければと 行動を起こすことができた。 飲み会をしても良い人に出会うなんて そんな保証はもちろんあるわけない。 でも、恋愛とほど遠い日々を過ごしていた私は この一歩を踏み出せたことがやけに嬉しかった。
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