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ランチのお店に着くと2人は既に席に着いて
ランチメニューを眺めていた。
私も席に着きメニューに目を通し注文した。
2人共、彼氏が白金近くに住んでいて半同棲のため、おすすめのお店の話をしている。
そのやり取りがいくつかあった後に唯から
「亜美ちゃんは最近どうなの?」と聞かれた。
私はこの流れを待っていた。
いつも恋愛ネタがなく何も話すことがないけど、今日なら少し話せる。
「実は昨日飲み会があって、
大阪出身の年下の子が居て面白くて。
料理を取り分けてくれたり、感じが良いなと思ったから誘ってみようと思ってる」
私がそう話し終えると唯も香織も2人して、
「いいじゃん!!誘ってみなよー!」と私に出会いがあったことを喜んでくれた。
その後も唯と香織の話がおもになり、結婚を前提に付き合い始めたのになかなか結婚の話がでないこと、同棲の悩みを聞き、彼氏が出来たら出来たで悩みが尽きないんだと思った。
話したかったことを皆んなが話終わった頃、
ふと窓から外を見ると空が暗くなっていた。
雨予報のため、雨が降らないうちに帰ることに。
お店を出て唯と香織は半同棲の彼氏の家へ。
私だけが違う方向に帰る。
「亜美、ちゃんと今日中に連絡するんだよー!」
「そうよ、早い方がいいよー!」
別れ際、唯と香織が2人してマサナリ君に連絡するように念を押されたが、言われなくても私はマサナリ君に連絡することは決めていた。
2人と別れてバスに乗ると雨が降り始めた。
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