ここは…?

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ここは…?

『......病院?』 目を開けると私はなぜか病院のベットにいた。どうしてここにいるんだろう。「あ!起きた!起きました!」私と同い年ぐらいの女の子が医者に声をかける。「大丈夫?ゆな!ゆな!」女の子は必死で私の名前を呼ぶ。なぜ私の名前を知っているのだろう。私はベットから上半身を起こすと頭が張り裂けそうなほどの激痛が走った。医者に言われたのか、女の子は席を外し、看護師と医者と私だけになった。医者は言った。「君は屋上から突き飛ばされ、転落した。幸いにも命は落とさなかったが、記憶喪失になってしまっている可能性があるな。」そんな事いきなり言われても、理解が追いつかない。いつどこで誰に突き飛ばされたのか、質問は沢山ある。『さっきの女の子って...』「君の親友だ。」本人と話してみるかい?」医者達が席を外し、女の子が入ってきた。「えっと...私の事も覚えてないの..?」女の子の額は汗で濡れ、声が震えていた。『...うん。』「そっか...」重い沈黙が続いた。「そうだ!気分転換に屋上に行こ!ゆなは屋上が好きだったんだよ!」『あ、うん...』手すりにつかまりながらゆっくりと歩き屋上に行った。女の子は屋上の緑に座った。「ほら隣座って」私は女の子の右隣に座った『風が気持ちいいね』「あの時確実に殺せたと思ったのに。何も覚えてなくてよかった。」『...え?』何を言っているのか全く分からない。私は女の子の方を向き言った『どういう事?』しかし、左隣にいたはずの女の子はいない。後ろを振り返ると女の子がいて、私は空中で真っ逆さまに地面へと引き付けられていた。 『...あれ、ここは...』
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