エピローグ

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 二度目の犯行は、小山佳珠子が屋上から飛び降りそうになったことが原因であった。  またしても生徒が問題を起こしたことにより、他の教師や生徒の親たちから圧力がかかり、ストレスのはけ口として犯行に及んだ。  手口は前回と同じだ。  そして三度目は、菜月が山城まどかにトイレに呼び出され、いじめられたことが理由。  暎子に顔色が悪くないか? と言われた時には、すでにストレスが沸騰点に達していた。  菜月の父親が家にいないことを確認し、やはりこれまでと同じ手口で菜月を襲おうとした。 「優しい先生だと思ったのに」  しんみりとした声をもらす菜月を気づかい、翔流は話題をそらす。
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