プロローグ

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プロローグ

約200年…人類を滅亡から守ってきた…タイムリアクターと呼ばれる装置を使い過ぎた事により起きた(OVERDRIVE)によって全ての人間の脳が一時的に一つへと繋がった。その時に見えた情景は…これから起きる未来の一端の出来事を我々に見せた。 持つものと持たざる者の存在。これから起きる犯罪とその被害者たち。数年前…大阪北新地での事 ニュースキャスター「番組の最中ですがニュースをお届けします。今朝未明4時過ぎに東シナ海沿岸にて大爆発が起きました。繰り返します今朝未明4時過ぎに東シナ海沿岸にて大爆発が発生致しました。本件による影響は現在のところ確認されておりませんが…政府高官は早急に対応すべしとの事で…軍が編成され現在…大阪北新地のビルの1室に住む一人の男を拘束した模様です。男の名はジェフ・ベック。関西在住の英語講師で」 TVからそんなニュースが流れて来たのは秋の日の夕暮れだった。その日も俺たちはいつもの様にそこにいて気怠そうな表情をしながらTVを見ていた。 ?「はぁ…んな事しても無駄なのに?」青年は深いため息をついてそう呟くとリモコンに触れる事なくTVを消した。 タイムリアクターを酷使し過ぎた事によって起きたOVER DRIVEによって持つ者と持たざる者と言われる者たちが出現した。持つ者と呼ぼれるDriveChildrenは脳に膨大な情報が蓄積され一つの特殊能力を得るに至った。 彼らの中には空を飛べる者…念力を使える者…炎を自在に操れる者が居て…その力を使い世界を掌握して行った。持たざる者と呼ばれる…非能力者たちは彼らに抗う為に…地下に渡り数年の月日が流れた。
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